愛犬のてんかんとドッグフードについてまとめています。
3歳にてんかん発作が発症してから、年3・4回のてんかん発作。
7歳の時には14回のてんかん発作。この年は環境の変化が多かった年でした。
ところが翌年にもてんかん発作の頻度が多く、明らかにおかしい。原因を改めて追究しました。
▼過去のてんかんの経過
ある日突然痙攣発作!犬のてんかん
この期間に変化があったものは、引っ越しと抜歯。ストレスが原因の1つだったかもしれませんが、てんかん発作の期間が長すぎるように思いました。
記憶を巡らせ、頭を働かせ、もしかして食べ物?
そして、気がつきます。てんかん発作が増えた7歳の頃にドッグフードを切り替えていたことを…。
7歳まで食べていたドッグフードは子犬の頃からペットショップに居た時からずっと食べているものでした。
『とある指摘』を受け、初めてドッグフードを変えたのが7歳の頃だったのです。
犬のてんかん発作はドッグフードの酸化防止剤が引き起こしていた?!
子犬の頃から食べていたドッグフードについて、ペットサロンのオーナーさんから「悪い酸化防止剤が入っている」と指摘され、7歳の頃にナチュラルフードに切り替えました。
ところがこのナチュラルフードに『これまでのドッグフードに入っていなかった成分』を1つずつ調べた結果「ローズマリー」が入っていました。
ローズマリーはてんかん患者には使用してはいけない成分でした。
ナチュラルフードには酸化防止剤として「ローズマリー」が配合されているものが非常に多かったのです。
てんかん発作持ちのうちの子にとってはせっかくのナチュラルフードの盲点でした。良かれと思って変えたのに悪い方へ向いてしまいました…
ナチュラルフード自体は良いものなので、ナチュラルフードの中でも『ローズマリーが入っていないもの』を探し回り、見つけることができたので切り替えました。
おやつにも「ローズマリー」が入っていたものがあったので全て辞めました。
「ローズマリー」が入っていたものをすべて辞めてから、発作の頻度は減り、9歳の時は年に2回のてんかん発作のみ。てんかん発作が発症してから1番てんかん発作の頻度が少なくなりました。
その後も発作回数は劇的に減ったのでてんかん発作の持病のあるワンちゃんには『食事の見直しが重要』です。
原材料に「ローズマリー」が入っているものは選ばないように注意してみてください。
てんかん持ちの愛犬が食べてきたドッグフードをご紹介
~7歳ごろまで
ロイヤルカナン SHN ミニ アダルト
ペットショップで食べていたフードと同じものを買い、あげていました。様々なドッグフードのサンプルを病院、ペットショップ、ペット博で頂くのですがあまり食いつきがよくありませんでした。「小粒で平べったい形状」が好みのようだったので何の疑問も持たずにロイヤルカナンを食べさせていました。
ある日、ペットサロンのオーナーさんから歯のお掃除の待ち時間にペットフードを勧められました。今食べているフードがロイヤルカナンのものだと話すと「使われている酸化防止剤がよくない」と指摘されました。
BHAというもので規定量を超えて使用すると発がん性が指摘されている物質。ペットフード安全法でも規定量の範囲で使用が認められており、規定量の範囲であれば安全な物質と言われていますが、できるなら天然のものできた酸化防止剤を使用しているフードを選ぶべき。
原材料も「とうもろこし」から始まっており、ほとんどがとうもろこしで出来ている。肉類からはじめる成分内容のいいものを選んだ方がいいと教えてくれました。
話を聞いて、まさかお店で売られているものに良くないものが入っているなんて…お気楽平和志向だったあの頃の自分に説教してやりたいです…
さっそくドッグフードを切り替えようとナチュラルフードを探しました。
7歳~(2015年6月下旬)
ビィナチュラル 成犬用 小粒
※当時のものとは内容が変わっています
この月はてんかん発作が5回ありました。フードを切り替える前からてんかんがあったのでフードとの関係性には気づいていませんでした。
月の終わりから「てんかん抑制ハーブ」をフードに混ぜてあげていました。
*てんかん抑制ハーブは個人運営のお店で買ってましたが販売終了となり、現在買えません。
その後、7月にてんかん発作2回、8月はてんかん発作なし、9月はてんかん発作1回。少しスパンが長くなりホッとしていました。
10月てんかん抑制ハーブが無くなり、あげてない期間にてんかん発作1回。あわててハーブを再注文しました。
てんかん抑制ハーブ再開後でも10月後半から年末にかけててんかん発作は5回ありました。
翌年、2016年も春までにてんかん発作が5回も起きました。
原因を追究したところ、ビィナチュラルに入っている「ローズマリー」がてんかん患者に使用してはいけないものだと判明!
徹底的にてんかんに良くないものが入っていないドッグフードを探しました。
てんかん発作が激減!ドッグフードの切り替え成功
8歳~(2016年4月)
商品名:ウルトラプレミアム ポテト&ダック 小粒
メーカー名:ナチュラルバランス(Natural Balance)
内容量:1.82kg
原産国:アメリカ
カロリー:328kcal/100g
価格:3,630円(税込)
大豆やトウモロコシといった食物はてんかん発作を起こし易いと言われているため、グルテンフリーのフードを選びました。
フードを変えてから、てんかん発作は1度も起きませんでした。
おやつにも「ローズマリー」が入っていたものがあったので、全て辞めました。
食べつきがもうひとつだったので他のドッグフードを探しました。
8歳~(2016年7月)
商品名:犬の雑穀ごはん チキン成犬用
メーカー名:アニマルワン
内容量:1.6kg
原産国:日本
カロリー:393kcal/100g
価格:2,310円(税込)
アニマル・ワンのペットフードは「人間も食べることができる」をコンセプトとしています。主に九州産のお肉を原料に、日本全国の契約農家さんが丹精込めて作ってくれた雑穀米と野菜を使用しています。自然の素材を生かした無香料・無着色・保存料不使用にこだわり、九州の弊社商品専用の工場にて製造。
コンセプトに惚れました!フードもぽきゅ好みの小粒で平べったい!
ローズマリーが入っていないのか不安だったので日本のメーカーさんということもあり問い合わせてみました。
・大豆やトウモロコシといった食物はてんかん発作を起こし易いと言われているようなのですが、どの位の割合で入っておりますでしょうか。
→申し訳ございませんが、配合比のことは社外秘となっておりますので詳細をお伝えできかねますが、大豆、トウモロコシは数%でございます。
・小麦以外の穀物にグルテンは入っておりますでしょうか。
→「犬の雑穀ごはん」で使用しております穀物には、 グルテンが含まれているものはございませんが、小麦粉を使用した設備で製造しておりますので、ご了承の程お願い申し上げます。
・酸化防止剤は何をご使用でしょうか?(ナチュラルフードにはローズマリーが使用されていることが多く、てんかんにはローズマリーはよくない為、念のためのご質問になります。)
→弊社商品にはすべて「酸化防止剤」は使用しておりませんので、ご安心くださいませ。
1つ1つ丁寧なお返事をしてくださり、安心して食べさせることができました。
2016年は年末まではてんかん発作3回で、発作の頻度は減りました!
2017年(9歳)ではてんかん発作2回のみ!
※2019年12月追記
犬の雑穀ごはんは2019年12月末で廃盤。2020年1月にリニューアルとして販売される後継品はパッケージの見た目は一緒ですが、酸化防止剤にローズマリー抽出物が含まれています。ご注意ください。
10歳~(2018年9月)
体重が増えてしまい、ダイエットには馬肉が良いと聞き、知人にもらったサンプル(300g)をお試し。
▼公式サイトのみの販売
馬肉ドッグフードは「馬肉自然づくり」
商品名:馬肉自然づくり
メーカー名:株式会社 利他フーズ
内容量:1kg
原産国:日本
カロリー:399kcal/100g
価格:3,300円(税込)
鮮度にこだわる馬刺し専門店が人間用と鮮度を贅沢に使用。高たんぱくなのに低カロリー、低脂肪の馬肉はまさに理想の食材。
大豆やとうもろこしも不使用!
添加物などの保存料も不使用で安心!
もちろんローズマリーも入ってない!完璧♪
食いつきがものすごく良く、うんちもコロッと健康的な状態でした!
初回は1kgで2640円。3袋まとめてセットなら1袋あたり2508円&送料無料。馬肉を使っている割にはお得な値段感!アレルギー持ちのお友達ワンちゃんも食べています。
定期購入を検討しましたが、今は家計が苦しいので(ゴメンね涙)安定したら食べさせてあげたいと思ってます。
10歳~(2018年11月)
犬の雑穀ごはんにヘルシーな鹿肉を発見!鹿肉のものに切り替えました。
商品名:犬の雑穀ごはん 鹿肉成犬用
メーカー名:アニマルワン
内容量:800g
原産国:日本
カロリー:394kcal/100g
価格:1,980円(税込)
800g1980円ですが、楽天で購入可能なため、楽天スーパーセールで「まとめ買い」しています。
※2019年12月追記
犬の雑穀ごはん(鹿肉)は2019年12月末で廃盤(在庫が無くなり次第、終了)
11歳~(2019年7月)
動物栄養学博士が監修した国産無添加のドッグフード。モニターに当選しました。うちの子が食べた様子⇒もっと詳しいレビュー
▼公式サイトのみの販売
国産無添加ドッグフード「Dr.ケアワン」
商品名:Dr.ケアワン
メーカー名:アニマルライフ研究所
内容量:800g
原産国:日本
カロリー:354kcal/100g
価格:3,300円(税込)
人間が食べられる品質の食材で作られた動物栄養学博士監修のフード!高品質で低カロリーな九州産の若鶏肉を使用。抗酸化成分やグルコサミン・コンドロイチンなどのシニアに嬉しい成分も配合されています。
大豆やとうもろこしも不使用。無添加でローズマリーも入っていません。
※2020/11/01追記:商品リニューアルとなり、原材料にローズマリー摘出物(酸化防止剤)が配合されました。てんかん持ちのワンちゃんにはおすすめできなくなってしまいました↓
Dr.ケアワンは
初回34%OFF 2,178円(税抜価格1,980円)送料無料
全国送料無料、休止・停止はいつでもOK
30日間の『返金保証付き』
ワンちゃんのお口に合わなかった時は商品代金を全額返金してもらえます。
11歳~(2019年8月)
お試しで食べた『馬肉自然づくり』念願の定期購入を始めました!うちの子が食べた様子⇒もっと詳しいレビュー
▼公式サイトのみの販売
馬肉ドッグフードは「馬肉自然づくり」
2018年(10歳)からはてんかん抑制ハーブの販売が終了。ハーブが無くなってしまいましたが、てんかん発作2回のみ!
2019年(11歳)に入ってからは、てんかん発作が1回ありましたが、フードを切り替えてからのてんかん発作回数は劇的に減りました。
2020年(12歳)てんかん発作を一度も見ませんでした!
*記事全体を通して、発作が減ったのはドッグフードの効果という意味で紹介している訳ではありません。
これは仮定ですが
軽度のてんかん時期に「てんかんを誘発する成分の入ったフード」に切り替えたことで症状が悪化
↓
!気づき!
「てんかんを誘発する成分の入ってないナチュラルフード」に変えてから元の状態に(軽度のてんかん)戻った
↓
食事改善の積み重ねでてんかん発作自体が起きなくなり安定してきた
うちの子はてんかんらしき症状が出始めた頃に病院で診察してもらっています。発作頻度の感覚が少ないため、薬の処方はなく、様子見という診断でした。
症状のあるワンちゃんはご自身の判断ではなく必ずお医者様へのご相談をお願いします。
まとめ!ワンちゃんのドッグフードは原材料の確認を
てんかん持ちのワンちゃんが食べているドッグフードの原材料を今すぐチェックしてみてください。
「ローズマリー」が入っている場合はドッグフードの切り替えをおすすめします。
個体差はあるかと思いますが、ここで紹介したドッグフードは私も随分ネットで調べ、遠回りをしてたどり着いたドッグフードたちです。
ドッグフード選びに悩まれている方の参考になれば嬉しいです。
愛するわが子のてんかん発作は見ているだけで息が詰まるくらいに辛かったです。今ではほとんどみることが無くなりました。
▼無添加のサプリ(カームワン)を見つけました。高齢なので予防のために試してみることに。
後日、感想記事を書きますね。